デニスが最初に作った楽器は、当時勤めていたキャビネットメーカーのオーナーと共に製作したアコースティックギターだった。しかもいきなりハイエンドクラスの楽器を作ってしまったのだが、ドラム奏者であり家具職人でもあった彼にとってその経験が転機となる。

ーもっと楽器を作りたいー そんな情熱は、彼が自発的にフェンダーの門を叩くほどに膨らんでいった。そして1999年、同じバンドでプレイしていたマスタービルダー、フレッド・スチュワート氏の薦めで念願であったカスタムショップの一員となったのである。家具職人時代に培ってきた木工技術のノウハウを活かし、スティーブ(ステファン)・スターンやグレッグ・フェスラーといった職人達の助手を勤めるなかで彼は瞬く間に頭角をあらわしていく。

デニスは、ストラトキャスターのトレモロアームをレコード針に見立ててピックガードに本物の45回転板レコードを加工して搭載したイマジネーション溢れるギターを製作するユニークな一面を持つ一方、日本限定モデルTAKANAKAストラトキャスター開発に関する一連のプロジェクトを監修しており高中氏からも高い評価を受けている。さらにアーティストシリーズ/エリック・ジョンソン・ストラトキャスターの開発時においては、プロトタイプのネックを製作しジョンソン氏本人をも唸らせたというエピソードを持つ。事実、彼が作ったネックが同モデルの仕様のベーシックとなっている。

ドラマーという立場からギターやベースを客観的に分析する事が自然と身についているがために、デニスは国内外問わず多くのトップミュージシャンからの信頼を得ているといっても過言ではないだろう。

2006年11月、マスタービルダーとしては初のアジアツアーを敢行。韓国・ソウル市内で初のデモンストレーションを行った。また、クラブチッタ川崎にて開催されたTAKANAKAストラトキャスター記者発表会には製作者代表として参加した。

製作経歴のある著名アーティスト
アンディ・サマーズ、高中正義、ブロンディ、マイク・ダーント等。

プロフィール

Dennis Galuszka

マーク・ケンドリック

1967年8月4日、カリフォルニア州リバーサイド生まれ。
1999年よりフェンダーに加入。
2000年マスタービルダーに着任、現在に至る。