
アビゲイル・イバラは1956年、フェンダーのメタルショップでフレットワイヤの成形を行うことでキャリアをスタートした。まもなく、彼女は細かいパーツを組み立てるセクションへ移り、そこでピックアップの作成を始めた。
バディ・ホリー、エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックスをはじめとする1950年代後半から1960年代にかけて活躍したフェンダー・アーティストが使用したギターに搭載されていたピックアップのほとんどは、彼女が携わっていると言っても過言ではないだろう。そして、今日でも彼女によって作られたカスタムショップ製ピックアップには、イバラ直筆のサインと作成日が書かれている。
豊富な経験とピックアップ作成における造形の深さがゆえに、いまや彼女のピックアップは世界中で認められている。そんな彼女に対し、フェンダーは誇りを持ってカスタムショップ・ピックアップ・スペシャリストとして任命したのである。
