
エレキギターの概念を覆したジミ・ヘンドリックス、常に音楽シーンのトップアーティストであり続けるエリック・クラプトン、現在も進化する孤高の天才ギタリスト、ジェフ・ベック・・・20世紀の音楽史に革命を起こし、世界を熱狂させた伝説のアーティストたちの名演にはいつもフェンダーがあった。
アメリカの近代史において、フェンダーのストラトキャスター、テレキャスター、プレシジョン・ベース、ジャズ・ベースといったベストセラーは、ロックやジャズ、ポピュラーミュージックにおいて欠かせない「楽器」であるとともに、リーバイスやコカコーラと並び称される「プロダクトデザイン」であり、時代に影響を与えた「発明」であり、多くのミュージシャンに語り継がれる「伝説」であると言っても決して大袈裟ではないだろう。
フェンダーは、世界を代表するトップブランドである。
誰も、この事実を否定することはできない。
そして、フェンダーには、「フェンダーカスタムショップ」という部門がある。
「フェンダーカスタムショップ」では、マスタービルダーと呼ばれる巨匠をはじめとする熟練工たちが、何百回、何千回とボディやネックを削り、熟練した手作業で丁寧にコイルを巻き、アーティストの感性に技術で応えられるように、日々その腕を磨き続けている。
1940年代後半、レオ・フェンダーがソリッド・ボディ・ギターを製作したときからフェンダーの歴史は始まっている。数々の名器は誕生の段階からすでに完成されており、半世紀以上たった現在も基本的なデザインや仕様は変更されることはない。
そのフェンダーのゆるぎない伝統と、頑なまでのマスタービルダーたちのこだわり、大胆な発想と感性、そして、地味で丁寧な仕事が評価され、世界中のアーティストにフェンダーサウンドが愛され続けている。
「フェンダーカスタムショップ」が存在する限り、今日、そして未来も、巨大なスタジアムからストリートに至るまで、その独特なフェンダー・トーンが鳴り響いて止むことはないだろう。
